ドーモ、皆さん動画生成していますか?実は先日とんでもないものが公開されました、lightx2v氏のWan2.1-T2V-14B-StepDistill-CfgDistill です、これのLora版がkijai氏が公開してくれているWan21_T2V_14B_lightx2v_cfg_step_distill_lora_rank32.safetensorsなのですが、これが本当に革命的でローカル動画生成がまた飛躍的に進んだ気がします…!(まぁ自分はpaperspaceを使っているので、厳密にはローカルではないですが…)
まず適用方法は通常のloraと同じように配置するだけです、自分が普段使っているワークフローではちょうどerror回避のためだけに使用していた空のノードがあったのでそこに入れてみました

適用前後の結果
以前は自分の環境ではTeacacheを使用して大体1280×720の4秒(65フレーム):20step:cfg6で生成して2800秒ほどだったのですが、今回のLoraをweight1で適用して1280×720の4秒(65フレーム):6step:cfg1で大体750から850秒前後で大まかに3倍速以上の効果が出ています!(A4000:16G)
stepとcfgを減らしたんだから速くなるのは当たり前だろ!こんなん品質が絶対劣化すると思われるでしょうが、自分も試してみて結果に驚きました…下の動画を御覧ください
生成結果
自分で言うのもなんですがめちゃくちゃ綺麗じゃないですか!?このクオリティの物がこんなスピードでできるなんて凄すぎますよね!ちなみにこの動画はI2Vで生成した後にFLF2Vで繋げてループさせたものなんですが、FLF2Vのモデルでもちゃんと効果が出ているようです!(個人的にこれが一番嬉しいですね!これでどちらも同等の速度で生成できるので!)
また自分は6stepで試しましたがモデルページには4or8と書かれていたので、4stepにすればもっと速くなりますが、多少の品質とトレードオフになると思いますので適宜試してみてください!
自分の使い方まとめ
1、Wan21_T2V_14B_lightx2v_cfg_step_distill_lora_rank32.safetensorsをダウンロードしてlorasフォルダに配置する
2、Teacacheを使用している場合は恐らく悪影響を及ぼすと思うので切っておく
3、ksamplerのstepは4~8にcfgは1に設定
4、Loraのweightを1で適用して使用
最後に
いかかでしょうか?これで動画生成がますます捗る事と思います!本当になぜこんなスピードアップと品質が両立してしまっているのがわからない(といいますかTeacacheを切った分寧ろ品質も以前より上がっているような気が…)のですが、これがあるのとないのではもはや天地……!なので絶対に使った方がいいです!それでは!
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